「住所印は封筒のどこに押せばいいんだろう?」
「横型の住所印を、縦型封筒に押してもいい?」
このように、住所印の押す位置について悩んだり疑問を感じている方は多いのではないでしょうか。
この記事では、封筒に住所印を押す位置について、図を用いて解説しています。
住所印を押すときのQ&Aもまとめているので、受け取った相手に好印象を持ってもらえるよう、ぜひ参考にしてください。
目次
【図解】封筒の種類から見る住所印の押印位置
住所印を押す位置は、封筒の種類や住所印の向きによって変わります。
長形封筒(縦形封筒)に押す場合
住所印が横書きの場合は、封筒の表側に押すのがおすすめです。
縦レイアウト

左横レイアウト
右横レイアウト


住所印が縦書きの場合は、封筒の裏側(左下)に押すのがおすすめです。
表側でもよいですが、裏側に比べると一般的ではありません。

洋形封筒(横形封筒)に押す場合
洋形封筒には、横書きの住所印を押すのが一般的です。
カマス貼り封筒
カマス貼り封筒の場合は、表側に押します。
縦レイアウト

右横レイアウト

ダイヤ貼り封筒
ダイヤ貼り封筒の場合は、裏側に押します。

慶事・弔事
慶事・弔事の場合は縦書きの住所印がよく選ばれます。
それぞれで封の向きが変わるので注意しましょう。
慶事の手紙は「右封じ」で、封字(封筒の綴じた部分に入れる印)は「寿」が適切です。
一方、弔事の手紙は「左封じ」で、封字はなしでもOKですが入れる場合は「封」や「〆」がよいでしょう。
慶事の手紙

弔事の手紙

封筒に住所印を押すときのQ&A
- 郵便番号のない住所印を使ってもよいですか?
- 書類によっては、郵便番号欄が離れた位置にあったり記入が不要な場合があるので、住所印に郵便番号は必ずしも必要ではありません。
住所印に郵便番号がない場合は、その部分だけ手書きしてOKです。
- 角2封筒に住所印を押したいのですが、どこに押せばよいですか?
- 角2封筒は、A4サイズの用紙を折らずに封入できる封筒です。
押す位置は他の封筒と変わりませんが、住所印では印面が小さすぎるため手書きすることをおすすめします。
- 分割住所印から代表者名の行を抜いて、自分の名前を書き足してもよいですか?
- 問題ありませんが、書類によっては手書きを避けた方がよいケースもあります。
分割住所印(親子印)は行を入れ替えられるのが特長なので、ぜひ自分の名前の1行を作成することをおすすめします。
- 住所印を押した上から加筆・修正してもよいですか?
- 加筆・修正はNGです。
修正する場合は、書類を作り直すのが最も確実です。
住所印の色が薄く読みづらいために加筆したい場合は、書類を受け取る相手が納得すればそのままで問題ありません。
- 住所印を失敗なくきれいに押すコツは?
- 住所印を押す位置だけでなく、それ以外の部分にも気を配ると失敗を減らせます。
以下の点を意識してみましょう。
- 印面の汚れを落としておく
印面にホコリやゴミがついていると印影が欠けてしまいます。
押す前に、柔らかい歯ブラシなどで汚れを取っておきましょう。 - インクをつけすぎない
住所印にインクをつけるときは、印面全体に薄くつくようにスタンプ台を軽くトントンと叩くのがコツ。
スタンプ台に強く押しつけると、インクがつきすぎて印影がにじんでしまいます。 - 押すときに力を入れすぎない
ぐりぐりと力を入れて押すと印面のゴムがつぶれてしまい、印影がにじむ原因に。
裏紙などで練習して、適切な力加減をつかんでおくと安心です。